Technology(技術紹介)


〇イチゴの高品質輸送技術

最高品質のニッポンの農産物を、最高品質のまま、世界中の食卓へお届けするために、これを支える各種技術を紹介していきます。


大粒の完熟イチゴを世界に届けるために

大粒イチゴ
日本では大きくて甘いイチゴが人気です。一口では食べられないような大きさの大粒イチゴは特に人気が高いですが、大きなイチゴは傷みやすく、通常のイチゴのパックにも入らないので、なかなかお店には出回りません。

完熟イチゴ

イチゴは熟すと非常に傷みやすいため、通常は完熟になる前に収穫・出荷されています。でもイチゴは追熟しないため、一番おいしいのはやっぱり完熟になるまで収穫を待ったイチゴなのです。


 

このような大粒のイチゴや完熟のイチゴは、

観光イチゴ園や直売所など限られた場所でしか味わうことができませんでした。

 

そこで私共は、大粒イチゴを一番おいしい完熟の状態で

世界中のみなさまにご賞味いただきたいという思いから、

イチゴの果皮に触れることなく輸送できる専用の容器を開発しました。

 

 


大果系イチゴ用非接触型個別容器『フレシェル®』

◆特許技術によりイチゴを固定
宇都宮大学独自開発の特殊技術でイチゴ果柄を固定し、萼片および硬度の高い果底部を容器に接触させ、柔らかく損傷を受けやすい果頂部は容器に接触させないため、輸送時のイチゴの損傷を防止することができます。

◆イチゴがどこにも触れない

イチゴの可食部が容器に接触しないため、イチゴ同士や包装資材との接触によって生じていたオセやスレ等の損傷を軽減させます。

◆果実に触れずにパック詰めできる

従来の方法では、人が果実を手で触って収穫・パック詰め作業を行っていますが、このパックはイチゴの果実に触らず果柄部分を持って充填するため、収穫&パック詰め作業でのイチゴの傷みを防ぐことができます。

この容器を用いてイチゴを輸送すれば、産地近郊でしか味わえなかった規格外の大粒・完熟の美味しいイチゴをどこででも味わうことができます。


製品仕様

 セット内容(材質)

 インナー(PP・TPE)、アウター(PS)、キャップ(PET)、クッション(EPE)

 ※食品衛生法適合品 

サイズ  外径73mm、高さ100mm
全重量  23.4g
適合イチゴ

 重量: 50~70g

 サイズ: 果実径52mm以下、果実長75mm以下

 果柄径: 約2~4mm

 ※乱形果の場合は上記サイズ以内でも入らない場合があります

 

フレシェル入りイチゴの食べ方


イチゴ容器を手の平にのせ、手の平で挟むようにして両側を押すと蓋がはずれます

 

テープがついている場合はテープをはがし、柄を容器のほうに押し込むとイチゴが外れます

 

※イチゴは先端が最も甘いので、萼片を取って萼片側から食べたほうがおいしく食べられます。

 


大果イチゴ用個別容器『フレシェル®』の購入や、パンフレットをご希望の方は弊社までお問い合わせください。

<フレシェル入りイチゴ販売例>

直売所、小売店、飲食店、通信販売、海外輸出 等