2015年国際味覚審査機構(iTQi)優秀味覚賞受賞報告

宇都宮大学開発の技術により海外に輸送された栃木県産完熟イチゴが

国際味覚審査機構(iTQi)の優秀味覚賞を受賞しました!

―国内産青果物における初の快挙!-

 弊社および宇都宮大学は、宇都宮大学が開発したイチゴの高品質輸送技術を用い、栃木県内産の完熟イチゴを、国際味覚審査機構-iTQi (ベルギー) の2015年度優秀味覚賞 (Superior Taste Award) に共同で出品し、2 Golden Stars を受賞しました。

 世界の著名な数々の調理師協会、国際ソムリエ協会に属する味覚のエキスパートたちの中から更に厳選された審査員から、我々が出品した栃木県産完熟イチゴは、外観が美しく食感が素晴らしいと高く評価されました。


 
  1. 宇都宮大学は、流通時に損傷を受けやすい大型イチゴを完熟状態で、高品質を維持したまま無傷で輸送可能な個別包装容器「フレシェル(Freshell)Ⓡ」を開発しました。
  2. 「フレシェル(Freshell)Ⓡ」は、50~80g程度の大型イチゴを、果実表面に触れることなく容器内に固定・収納することができ、且つ輸送中も容器壁面等にイチゴの表面が容器壁面等に接触することがありません。
  3. さらに宇都宮大学は、開発した「フレシェル(Freshell)Ⓡ」を含むイチゴの高品質流通方法を開発しました。イチゴ果実表面に触れない本流通方法は、イチゴの外観品質及び内部品質を大幅に向上する(新鮮さを維持できる)ことを可能にしました。
  4. 宇都宮大学発ベンチャーの合同会社工農技術研究所は、同大学が開発した本技術を用いて、栃木県産完熟イチゴをブランド名「Kanjuku-iChigo」国際味覚審査機構-iTQi (ベルギー,ブリュッセル) の Superior Taste Award (優秀味覚賞) に出品し、2 Golden Starsを受賞しました。
  5. 国内産青果物、特に品質劣化や損傷を受け易い完熟イチゴを9,000kmも離れた遠隔地まで輸送し、その品質の高さをEU圏で認められたのは国内初と考えられます。
  6. 今回の出品に際し、品質評価試験や出品調整などに関して、現地で株式会社ジェイテクト様などにご支援をいただきました。さらに、イチゴを提供していただきました生産者及び生産関連機関の方々、行政機関、輸送機関など、関係各位に感謝申し上げます。
 

 

なお、2015年6月4日ベルギー(ブリュッセル)において授賞式が行われる予定で、弊社代表が出席致します。

↓2015年度審査会の様子(弊社撮影)